失敗学のすすめ
「失敗学のすすめ」という本を読みました。
失敗はネガティブにとらわれがちですが、そこから得られる経験や知識などは何より変えがたいものです。
ブログを書き始めてから、できる限り「こうしたら失敗した。こうしたらうまくいった。」と経験したこと、特にうまくいかなかったことを書こうと心がけていましたが、この本を見つけて面白そうだなぁと思って読み始めました。
内容は失敗を学問として捉え、実例を交えて体系付けています。
ありがちに理論だけを書くのではなく、著者の実体験なども紹介されているので、理解しやすく、読み手もなるほどとなる内容だと思います。
特に興味深かったのは、失敗を伝達するには生の情報を伝達することが効果的だということです。
著者の研究室の実験でフッ酸を素手で触ってしまった学生がいたそうです。
フッ酸は素手で触ってしまうと指が溶けるため、治療のために爪の間から注射を受け続けなければならならず、大変な痛みを伴います。
その情報は「フッ酸を素手で触ると指が溶ける」という経験したことがない情報より「爪の間に注射を受け続けて痛い」というより身近な情報により、より伝達されやすくなります。
伝言ゲームじゃないですが、情報は伝達するのに劣化しやすいもので、また客観的なものだと他人事で終わってしまいがちです。
こうした生の情報を公開することで、自分の経験として取り込まれていくんですね。
そのためには失敗=ネガティブという意識を変えていくことが大事だと書かれていました。
最近子供が補助輪なしの自転車に乗り始めました。
前日は転びまくってあざだらけになっていたのに、今日はすいすい乗りまくる。
そんな姿を見ると失敗の経験によって学ぶことが大事なんだなぁと知らされます。
まさに失敗は成功の母です。
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